座卓の製作 1

月一度開催される工芸産直市場手光も終わり(次回5月2日3日も出展予定です)、今週から本格的に家具の製作に入りました。

imageimage

前以て大きめに木取りして置いた材料を、規定の寸法に仕上げていきます。右の写真は幕板の材料ですが、厚みがないので幅を決める時二つ貼り合わせて機械を通します。

image image

いつも通り脚のほぞ穴から開けて行きます。ほぞは一枚ですが二段になります。隅木の入る部分を切り欠きます。

image image

斜めカット治具で脚にテーパーをつけます。切った部分をカンナで仕上げます。右が仕上がった状態です。幕板の加工へと続きます。

今日からまた少し寒くなるらしい…やっと春が来たと思ったのに…

 

次の仕事へ

さくら祭りも二日間無事に終わりました。沢山のお客様にご来店いただきありがとうございました。

今日から四月に入り、次のお仕事に取り掛かりました。今回は座卓とお仏壇を製作します。

image image

 

材料はいつものチェリーです。まず天板から木取りしました。節なんかも外してきれいに木取り出来ました。最近は雑貨ばかりだったのであまりブログが書けませんでしが、また製作の様子を書きたいと思います。

今度の土日は工芸産直市場手光に出展します。こちらにもぜひ遊びに来てください。

 

雑貨作っています 4

さくら祭りまであと一週間、 予定していた雑貨を全部作るのは無理っぽくなってきました。まあ焦ってもしょうがないし、手間も省けないので淡々と確実に進めよう。(試合から試合へ)

image image

お箸のつづきから。漆の下地2回目まで塗りました。この後また耐水ペーパーで水研ぎして仕上げ塗りをします。漆が乾くまで別の仕事を進めます。

image image

先ずドリルで50ミリの穴を開けて、ルーターで30度のテーパーを付けます。

imageimage

組み手を切り込んで組み立てたら完成です。さてこれは何でしょう?

image

そうです。言うなれば  “木製コーヒードリッパースタンド”  といった感じでしょうか。hario社の円すい形のドリッパー(1〜2杯用)に合わせて作ってあります。ちなみに他社のドリッパーでも上に置いて使えます。この後もう一つ大きいサイズ(1〜4杯用)も作るつもりです。さくら祭りではこれを使って入れたコーヒーをお出しします。是非遊びに来てください。

雑貨作っています 3

今週に入ってだいぶ暖かくなってきました。このままいっきに春になってほしいものです。

imageimage

雑貨の続きです。写真はトレーの角に補強の為のかんざしをさす溝を切っているところです。ボンドを付けて板を差し込んで一晩置きます。

image image

その間に在庫が少なくなっているお箸を削りました。以前はオイル仕上げと拭き漆の二種類作っていましたが、永く使って頂けるように拭き漆のみにするつもりです。

さて…まだまだ作りたいものや、在庫が少なくなっているものもあるけれど…さくら祭りまでにどこまでつくれるかな~

雑貨作っています

今月はさくら祭りもあるし、その後も展示会の予定もあるので雑貨を主に作っています。

image image

さて、何を作っているのでしょうか?

image

切り刻むとこんな感じ。こういう仕事は長い時に、面を取ったり溝を突いたりカンナをかけたりしてから切っていきます。(当たり前か…)  しばらくは 秘密保持のため白黒でいきます。

飾り棚の製作 2

飾り棚の製作(漆拭き)続いています。

image image

上から順番にテラピン油(薄め液)、真ん中のチューブが生漆、下が漆を塗る木べらです。漆を木べらで薄く塗りのばしてから余分な漆をこそぎ取ってまた次を塗る。このやり方が無駄が少なくて良いそうです。(布に付けて拭くと結構無駄になります)チューブから出した漆はこんな感じ、三回目からは薄めずにこのまま使います。

image

三回目を終えた写真です。だいぶ色艶が増してきました。そしてまた800番の耐水ペーパーで水研ぎします。4回目を塗って仕上がりです。小さな箱物などは組み立ててから塗りますが、今回は先に塗ってから組み立てる事にしました。

image image

今回初めて家具を漆で仕上げました。手間も掛かるし何よりまだまだ未熟ですが、仕上がりも綺麗だし汚れや熱にも強いので、これからも少しずつ取り入れて行きたいと思います。

納品して来ました

テレビ台とテーブル椅子を納品して来ました。

imageimage

 

これから少しずつお客様の生活の中に溶け込み使い続けられる事で、永い時間をかけて本当の物になって行く事を願います。どうもありがとうございました。

 

飾り棚の製作 1

次のお仕事、飾り棚の製作に入っています。

imageimage

いつものようにホゾを開けて、それからホゾを切って、面取りして、カンナをかけて、サンディングして、組み立てて…完成。   とわいきません。   今回の仕上げはいつものオイルフィニッシュではなく、拭き漆仕上げ。という訳でここからが長いんです。全部で4行程。

image image

まずは1回目、漆を半分に薄めて下地を塗ります。 漆が乾くには温度(20度くらい)と湿度(70%くらい)が重要で、今回はお風呂場で作業してみました。

imageimage

下地が乾いたら400番のペーパーで水研ぎします。ちなみに乾くと書きましたが漆は水分が飛んで乾燥するのではなく、空気中の水分と反応する事で化学変化して硬化するそうです。ですので一度乾いたら水研ぎした漆を触ってもかぶれることはありません。二回目も同じ工程を繰り返します。右の写真は二回目を塗った所です。工程を重ねる毎に色艶が増していくのでなかなか楽しい作業です。(大変だけど‥)

 

椅子の製作 5

今朝起きてみたら外が真っ白でびっくりでした。下の集落まで車で5分くらいですが、降りてみると下はそんなに積もっていませんでした。標高差は150メートルくらいですが、気温も1℃くらい変わります。

椅子の製作レポートも今回で最後になります。

image

無事に二脚組み上がりました。写真を撮り忘れてしまいました。

image image

座面を編む作業は昼間の作業が終わった後に夜な夜なちょっとずつ進めています。これでだいたい1時間くらい。結構強く引っ張って編むので手が痛くなってきます。プロの人は1日で数脚編むそうですが、僕にはとても無理そうです。という事で完成はまだ少し先ですが今回のレポートはこれにて終了。後日完成した椅子について詳しく紹介したいと思います。