次の仕事の準備

テレビ台の製作も残すところ天板と脚くらいなので、先に次のテーブルと椅子の木取りをしました。以前も書きましたが最初のこの作業が家具の完成度に大きく影響するので、とても大事なのです。木目を見たりソリを見たり、何度もひっくり返してみたりして、歩留まりも考慮しつつベストを探します。よしと思い割り付けてみると節があったり割れがあったりして、なかなか前に進みません。

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テーブルの天板から始めます。天板はまさにテーブルの顔なので木目の感じや色味、並べた時の印象などを見ながら決めていきます。

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手押しカンナで片面を平らにして、自動カンナで厚みを決めます。今の時点では仕上がりの寸法より4ミリくらい大きくしてあります。一週間くらい置いて木を馴染ませてから仕上げの寸法に削ります。

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今回のテーブルは天板の大きさが1メール角なので、20センチ×5枚ではぎ合わせます。なるべく板の中心に木目が来るようにします。そうする事で見た目も良くなり、接する部分の木目が揃うのではぎ合わせが切れにくくなります。木目に沿って斜めにカットします。ちょっともったいない気もしますがそこは我慢。幕板、脚も木取ります。

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次は椅子2脚分。木目を見ながら適材適所(脚は目の通った部分、荷重がかかる部分は粘りのある芯に近い部分など)で割り付けていきますが、いざ切り出してみると中から節が出て来たりしてなかなか思うように行かないものです。

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今回は材料に恵まれて良い木取りが出来ました。これで一安心。木取りは結構緊張するし頭痛いし疲れるな〜

最後に猫のなめた画像を一つ

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